私、平松美咲41歳。結婚20年目の優しい夫との間には、夜の営みはありませんが、夫は私を愛してくれております。浮気ひとつせず、毎日きちんと家に帰ってきます。でも、一抹の寂しさが消せないのです。同じ布団に入りながら、もう決して抱いてはくれない夫のそばで、一人寂しく眠れない夜が続いていました。しかし、あの日からすべてが変わったのです。温泉旅館の優待券を、夫の取引先から3枚頂き、夫と私、そしてもう一人、夫の弟の拓也さんも、一緒に旅行に出かけることになりました…。
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