静寂である、校庭では遠くから吹奏楽部の練習音が聞こえたが…今は、静かである…佇む少女の息遣いと、動くたびに聞こえるプリーツスカートの衣擦れの音のみである。校庭の大木に背をもたれて文庫本を読んでいるサクラ。細い白い指でゆっくりとページをめくる…あどけない横顔…物語に没頭している眼差し…少し開いた唇から舌先を舐める仕草の美少女…髪をかきあげるシルエット…陽ざしに照らされた幼いふくらはぎ…膝頭…紺クールソックスのローファー…少し開いた腿の隙間から覗く白い下着…ふと見上げて正面を直視する可愛い表情…。
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