「なんでもしてください」初めて会った時、聞き取れないほど小さな声で〈ひまり〉はそう言った。まるで幼女に悪戯をするような背徳感に襲われたが、裸にしてみて声を失った。柔らかな肌に刻まれた多くの傷跡は、彼女が歩んできた人生を物語っていた。〈ひまり〉は当たり前の性行為をこれまでにほとんどしたことがなかったらしい。私は試しに、〈ひまり〉に向かってこう命令してみた。「舐めて、綺麗にしろ」突き出したペニスをなんの躊躇もなく小さな口に含む。ひとたび舌が亀頭に触れると絡みつくように舐め上げてきた。「んっ……ぐっ、んっ……」喉が塞がれ呼吸が出来なくなるのも構わず、唇を限界まで拡げて根元まで呑み込むその姿は、まるで自分に罰を与えているようだ。肉棒から精液がほとばしると、命令していないのにそれを全部飲み干した。次に会った時、私は〈ひまり〉に鎖付きの首輪をプレゼントした。私に所有され、飼育されるペットになった証である。首輪を嵌められた〈ひまり〉は微か笑顔を見せた。最初に会った時以来、初めて見せた女の子らしい表情だった。ペットのおやつはご主人様の唾液と精液。口の中に注ぎ込んでやると味わって「おいしい」と小さく声を洩らす。電マでイカせながらの肉棒挿入に華奢な身体が震える。小さな身体に相応しく、性器は狭い。ペニスやバイブの挿入には痛みを感じているようだか、痛みを求めるように挿入をねだる。そんな自傷的な意識がマゾ性の発露なのか、体験からのトラウマなのか。未熟な〈ひまり〉の肉体を弄ぶ、禁忌を犯すような感覚は、病みつきになってしまう。
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